一部のラグは染料を使わず、無染めのウールのみで織り上げています。
チベット高原に生息する羊たちは、生成色に近い「オフホワイト」から、「ベージュ」、「グレージュ」、「グレー」、「ブラウン」など、淡い色から深い色まで、様々な毛色をしています。
トーンの違う色が混ざり合って出来上がったウールは、自然な色のグラデーションを楽しむことができ、羊の毛そのものの表情を感じさせてくれます。
穏やかな空気感とスッキリとした印象を持ち合わせたアースカラーのラグは、他のラグとの組み合わせはもちろん、インテリアや空間など様々なシーンに自然と馴染む、落ち着いた佇まいのラグです。

「shuden（シュデン）」は、絨毯を表す、丁寧な表現のチベット語です。
ノルブでは技術力の高い織り手が作るラグに敬意を込めてこの名をつけました。
使用される羊毛はより細いものとなり、バランスを丁寧に確認しながら現在では消えつつある古典的な技法を用いて、繊細な文様を表現しています。
織り好きのベテランたちがゆっくりと時間をかけて作っているラグです。
「shuden」は熟練の技術と細やかな作業によって生まれた、深みのある表情とふっくらとした厚みが特徴のノルブこだわりの逸品です。